軒の家
意匠: | 3411 STUDIO 神出顕徳 |
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計画地 : | 大阪府、日本 |
主要用途: | 展示用住宅 |
敷地面積: | 162.72m2 |
延床面積: | 97.00m2 |
階数: | 地上2階 |
構造: | 木造 |
イメージ: | 3411 STUDIO (photo credit) |
4人家族を想定した販売用モデルハウスの計画。敷地は府道20号を北側に住宅街の一角にあり、モデルハウスとしての機能を果たした後、販売されることが想定されていた。 PRや販売促進といった側面が必要である一方、専用住宅として必要な住環境が求められた。 敷地周辺は家形の住宅が多く建ち並んでおり、三角の屋根が街の風景を作り出していた。 本計画においてもその風景の一部となるように家形のボリュームを置くことにした。 建築の形態については、敷地北側の府道20号に応答するかたちをとり、1層分のボリュームを2m程度東側にセットバックさせ、そのまま南側へずらし、軒下空間を作り出した。 この軒はあらゆる機能を獲得しており、府道20号線から見る視線の抜け、日射量の軽減、西側に計画する緑を室内に取り込み内外をつなぐ、軒をきっかけに住まう人たちと建築、建築と街の関係が築かれていくことを目指した。